KIYO
CAREER MODEL01

幸前 有博ARIHIRO KOUZEN

守口支店 支店長
2000年入行
文芸学部 文化学科 卒

CAREER HISTORY

2000年/入行羽倉崎支店 融資相談課
2001年/入行2年目羽倉崎支店 
営業課(個人担当)
2003年/入行4年目鳳支店 
営業課(個人担当)

TURNING POINT

2005年/入行6年目住吉支店 
営業課(法人担当)
初めての法人営業に、
実力不足を痛感。

銀行における営業の仕事は、個人営業と法人営業の2種類に大別されます。個人営業は、個人のお客さま向けに投資信託や保険商品を販売する仕事がメイン。一方、法人営業は法人のお客さまを対象に融資や本業支援の提案を行います。商談相手は企業の経営者であることが多く、異動した当初、私は自分の知識や提案力の無さを痛感しました。しかし、そこがまさにターニングポイントでした。お客さまから最初に相談いただける存在になるために、自己研鑽を積み、取引先企業の成長に少しでも貢献できるように、可能性を追求して奔走しました。住吉支店時代は、法人営業の基礎を学び、その奥深さを知った時期でした。

2008年/入行9年目平野支店 
営業課(法人担当)

TURNING POINT

2010年/入行11年目従業員組合 書記長
2011年8月より中央副執行委員長、
2012年8月より中央執行委員長へ。
従業員の立場から、
銀行のあるべき姿について議論。

入行から10年間、ずっと営業店勤務だった私は、初めて営業店を離れ、従業員組合に異動し、書記局の運営・管理全般を担うことになりました。従業員組合は、従業員を代表して、銀行の経営陣と組織に関する事案の交渉を行います。ただ、必ずしも「従業員vs経営陣」の対立構造になっているわけではありません。紀陽銀行のあるべき姿について、納得いくまで経営陣と議論を交わしました。2011年からは中央執行委員長も務め、じっくりと組織と向き合いながら、価値ある経験を重ねた4年間でした。

2014年/入行15年目住吉支店 営業課長
支店一丸となり、
お客さまの期待に応える。

4年ぶりの営業店勤務は、システムや事務手続きが大きく変化し、戸惑うことが多かったです。ただ、「銀行としてお客さまのために何ができるのか」を考え、お客さまを支援するという本質的なところは、まったく変わっていませんでした。地域に密着している紀陽銀行だからこそ、お客さまである企業経営者との距離感は近く、その苦悩や葛藤まで共有することができます。また企業経営者は、好奇心旺盛で問題意識が高く、自社の成長のための努力を惜しみません。お客さまの求める水準が高まるなか、私たちは支店一丸となってその期待に応えようと努めました。2度目の住吉支店時代は、営業課長としてチームを牽引するためのマネジメント方法を学んだ時期でもあります。

2015年/入行16年目住吉支店 次長

TURNING POINT

2017年/入行18年目融資部 経営サポート室 調査役
2019年4月より融資企画・審査担当調査役へ。
融資の最終判断をする、
責任ある仕事。

これまでは営業店で融資案件を組成(稟議書を作成)し、融資部に融資の判断を委ねる立場でしたが、一転して営業店からの案件を判断する立場になりました。融資部は融資の最終判断をする部署のため、企業の決算書を読み解く力はもちろん、社会情勢など幅広い知識が求められます。取引先企業に喜んでいただける最善の提案ができるように心がけながらも、万が一融資金が回収できなくなるリスクにも備えないといけません。そういった意味では、非常にプレッシャーのかかる仕事でもあります。私はここで、融資部目線でのロジックや与信判断、また案件の勘所などを学ぶ貴重な機会を得ました。そしてそれは、現在支店長としてお客さまと交渉したり案件を組成したりする際にも、役立っていると感じています。

TURNING POINT

2019年10月/入行20年目守口支店 支店長
自分の成長が、
お客さまの成長に
つながる。

支店運営の責任者として、様々な事案の判断や決裁業務を行っています。支店長である私の考えや判断が、紀陽銀行の方針としてお客さまに伝わるため、重責を痛感するとともに、大きなやりがいを感じています。お客さまの期待に応えること、お客さまの期待をこえることは簡単ではありません。しかし、そのために知恵をしぼり、努力を継続することが自分自身の成長につながり、ひいてはお客さまの成長につながると信じ、常に謙虚な姿勢で、率先垂範していきます。そしてまた、今の紀陽銀行のためだけではなく未来の紀陽銀行のために、OJTや勉強会を通じて私の知識や経験を支店のメンバーに伝えていきたいとも考えています。

これまでを振り返って

学生の皆さんへのメッセージ

「銀行をこえる銀行」の
実現を目指して。

紀陽銀行は、和歌山県に本店を構え、和歌山・大阪を中心に奈良・東京の各地域に拠点を持つ地方銀行です。私たちはこれまでの金融業界の常識や慣習にとらわれることなく、「お客さまの期待」「地域の壁」「銀行という枠」をこえていくことを目指しています。まずは、目の前のお客さまの課題に対して真摯に向き合い、その解決方法について本気で考える。そして、お客さまの成長、地域発展へとつなげていきます。その活動の継続こそが「銀行をこえる銀行」の姿なのだと、私は思っています。これからともに自己研鑽を積み、お客さまの成長や地域の発展に貢献することで、まだ誰も見たことがない「銀行をこえる銀行」を実現していきましょう。